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【感想】「システム設計の謎を解く」高安厚思
投稿者: ylafaro0310
2021.04.21

読書

システム設計について何も知らなかった頃に勉強のため購入した。Qiitaか何かのブログでおすすめとして紹介されていたので選んだ本だ。

全体的な設計やアプリケーションの設計に関しては十分な入門書となると思う。業務で経験する前に読んだときはあまりしっくりこなかったが、業務を経たあとに読むと考え方を整理することができた。つまり、本としては体系立てて述べられている良書なのだろうと感じた。

本書では良い設計とは何かというところを触れられているのがいい。そもそも設計について学ぶ理由は、良い設計をして、良いアプリケーションを開発することが目的である。その上で良い設計についてきちんと定義することは重要だ。

本書では入出力のうち、入力が間違っていれば出力も間違っているという話が出てくる。出力の精度を上げるために、入力の精度を上げる必要がある。つまり、要件を満たしているかどうかを確認する要件定義は、設計における入力にあたるので、よい設計のための第一歩であるという話には納得だ。

アプリケーション設計について、全体を俯瞰してから細分化して設計していくという流れが紹介されているのも丁寧だなと感じた。プログラミングでは問題を解決するために細分化という手法はよく使われる。そのため、要件定義をしてから実装するまでの間で、漏れのないように要件を機能として細分化する必要がある。その流れを把握すると、「なぜ面倒な文書を書くのか」、「モノをつくるだけでいいじゃないか」という考えが間違っていることに気づくだろう。

また、表を用いた設計のやり方が設計の様々な段階で紹介されているのも嬉しい。設計の大事さをいくら説かれてもやり方がわからなければ意味がない。そうした中で実際に設計時に必要な項目を列挙した表が例としてかかれているのはすごく助かった。とりあえずエクセルで似たような表を作ってなんとか設計を行ったのも懐かしい話だ。

新人エンジニアが実体験を交えながら読むと設計に関する知識が身に付く良い本だと思う。私も身につくまで何度も振り返りながら読もうと思う。

カテゴリ:エンターテイメント,読書

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