暇人の寝室
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音楽
静かに幕を閉じた恋の終わりに聴きたいアルバムを見つけた。
集団行動は真部脩一(ex相対性理論)さんの率いるバンドだ。
このアルバムのときはベースが正式加入しておらず、メンバーは斎藤里菜さん、西浦謙助(ex相対性理論)さんを含む3人のようだ。
真部さんのキャッチーなメロディは健在で、中域を攻めるベースや西浦さんのドラムもあって、初期の相対性理論を彷彿とさせる。
ただし、斎藤さんのボーカルは親しみやすい声をしており、楽曲も親しみやすさが出ている点で相対性理論との住み分けはできているのではないかと思う。
印象的だったのは4曲目の「フロンティア」だ。
ベースの優しい和音が含まれている、けれど全体を通して寂しさを感じる。
どこか懐かしさも感じると思ったらコード進行が相対性理論のさわやか会社員と同じのようだ。
もう一つ印象的だったのが5曲目の「絶対零度」。
低体温なメロディと歌に対してドラムは疾走感のあるフレーズで切なさが溢れる。
全体的に恋愛的な歌詞が、訴えるのではなくそっと独り言をつぶやくように描かれている距離感が良い。
収束する恋の隣に飾りたいアルバムだ。